* 行動原理
created 2024-12-20 modified 2024-12-21
(1) 私は常に私の味方であれ
何があっても、自分自身だけは絶対に自分の命の味方でいる。
自殺ダメ。自爆テロダメ。宗教が何であろうと、この世界で人間が自分だけになっても。
個々の生命がより良く生存しようとする。その結果、全体がよくなる。それが、生命の原理です。
ただし主語はなるべく小さく。他人がどうするかは他人が決める。自分がどう行動するかを語る。
「私達全員が〜」って言わない。自分と、自分がリーダーであるチームがどうするか。
logo言語、タートルグラフィックスみたいに、自分が今いる場所でどうするかを語ろう。
(2) 自分も相手も良くなる道を考える
自分も良くなり、相手も良くなる。その方法を、頭を使って必死に考える。
考えて、考えて、一所懸命考えて。今まで学んだことを活かして考えて。
将棋やチェスのような完全ゼロ和ゲームをしているとき、相手の不利になる手を考えるかもしれない。
それでも、その対局を通じて、二人はその瞬間、世界中にいる他の全人類より、少し将棋が上手になっている。歩やポーンを1つ前にすすめている。
そう考えよう。
(3) 準備して待つ
両方良くならない場合もある。そんなときは、少し距離を置く。少し待つ。
自分も相手も、成長には時間がかかる。傷の回復にも時間がかかる。少し離れて待ってあげて。
魚類も、鳥類も、狭い場所に複数を飼育するといじめが発生することがある。そんなときは離す。
トゲトゲしている人は、未熟なのかもしれない。誰かに傷つけられた反応でそうなっているかも知れない。そんなときは離れて待つ。
成長は、一瞬ではできない。傷の回復も、一瞬ではできない。自分も、相手も。
相手の行動に反応する、という、イベントドリブンのリアクティブ方針でアクションを準備して、あとは待つ。
コンピュータだって、それがCPUが最大限に効率的に回る方法なのだから。
(4) 図星を描く
宝の地図に星を描く。次に足すならここしかない、場所に。
今できることには限界がある。人手が足りない、材料が足りない。時間が足りない。
ならば、人手が足りたとき、材料が得られたとき、時間ができたとき、次に付け加えるならここしかない、という場所に、
宝の地図に星を描くように分かりやすいヒントを隠そう。
でも、今せっかく作ったものを壊して作り直す案はうまく行かないよ。単に足せるように考える。
あと長々と文章を書いても誰も読んでくれないよ。そのものの作りで、そう示す。
自分が倒れたあと、誰かがそれを継ぐ。
誰かがきっと、その星印を読み解いて、前に進めてくれる。
生命は、そうやって進んできたのだから。
(5) 優れたものになろうとする
その場所で 優れたもの にならなければ生きていけない。
この宇宙には適者生存の原理が働いている。淘汰圧がかかっているとも言う。
ただし、どんな仕事も、習熟には時間がかかる。1週間かも知れないし、1年かも知れない。
習熟していないからできない場合は、本人は焦らず頑張る。周りは成長を待つ。
その場所で一般客より劣っている存在のままでは、生存は許されません。
世界は平等ではない。「人間社会は平等であるべきだから、劣っている私もそのままで許されるべき」ではない。
自分が優れた存在になろうと努力できないなら、その場所から去って、
自分が向いている、特性が活きる場所を必死に探さなければならない。
「劣っているものにも等しい評価を与えるべきだ」は不健康で、歪みを生み、不具合を生む。
優れているひとには、高評価して、習熟していないものに教えて導くという追加の仕事を与える。
その追加の仕事に追加の報酬を出す。同一の仕事には同一の報酬を与える。
優れた人は、同じ時間で追加の仕事をこなせるから、高い報酬を得る。
すでに一般客よりは優れていて、成長速度を緩めたい場合は、それもよし。
生命の仕組みが、そうだからです。