memo/20070627
created 2007-06-27 modified 2007-06-27
用語「マシン」
現場で、いつのころからかPCやワークステーションのことを「マシン」と呼ぶ習慣があるのだが、どうもなじめない。オープン系(この言葉も古いが)の先輩がたは「ホスト」と呼んでいるなぁ、くらいに考えていて、自分も「ホスト」をよく使っていた。でもあれだ、「オープン系」の対語って「ホスト系」だったな。
そうするとホストって何?いわゆる中央コンピュータは計算サーバであって、計算サービスをホストする。オープン系では個々の機械が計算クライアント兼計算サーバであり、計算サービスをホストする。だからホストなのかなぁ。マウス・キーボード・画面のサーバとクライアントを考えると、計算とはホストする関係が逆になるわけだが うーん…
そんな風な悩みごとがオレにもありましたが、今日ふと、自分の中で用語「マシン」使い分けの案を思いついたのでメモ。
「マシン」は、 (1)生産や製造にかかわる機械というニュアンスで使う。 たとえば工業ロボット。 (2)ソフトウェアを論ずる文脈では、それが仮想的な機械であることを匂わすときに使う。 たとえばチューリングマシン、状態遷移機械、仮想計算機。 (3)物理的な計算機を指す言葉としては、使うことを避ける。この案でしばらく生活してみよう。
で、いわゆるDOS/VっていうかIBM PC互換機やワークステーションのことは、「PC」とか「WS」とか「デスクトップ コンピュータ」と呼んでみる。
たとえば「マン マシン インタフェース」というときのマシンは、あんましデスクトップ コンピュータを含まないイメージ。
「機械的に」という言葉を使うときは、「比較的単純な仕組みにより」というニュアンスがあると思うのだが、どうだろう。
用語の話で、中央コンピュータに対してユーザが対面するものは「端末」と呼ぶ習慣があったけど、これも「何の端末なんだよ」となじめなかった。
まあ中央コンピュータに接続するネットワーク回路の端っこだから端末なわけですが、携帯電話を略すときはケータイと書くように、タンマツと書くひとが一人くらいいてもよかった気がする。
「プロバイダ」もね。ISPが正解なわけだが、一般的にもうアレだ。