memo/20101113
created 2010-11-13 modified 2010-11-13
Fedora13 -> 14 にアップグレード完了。
dovecot の設定ファイルがずいぶん分裂したみたいで、ちょっとびっくりしました。
このサイトと Fedora と UTF-8 の話
実は、このサイトは Fedora Core 1 でスタートしました。Fedoraの「中のひと」、ありがとうございます。いつもお世話になっております。
毎回アップグレードでここまで来たわけではなく、途中でまっさらからインストールしたことも何度もありました。
Fedora Core を選んだ理由は UTF-8 に移行したかったからでした。
当時、仕事でさんざん文字コード変換にまつわるプログラムを書いた私は
「3バイトでもなんでもいいから1個のコードに統一してくれ」
と思っていました。率先してUTF-8を使いたいと思い、Fedora Coreに飛びついたことを覚えています。
そのころコミュニティでは、漢字が軒並み3バイトになることに難色を示す意見が多かったと記憶しています。
しかし当時からすでに、新しいプロトコルの多言語対応はみんな UTF-8 でした。
.Net の標準文字コードが UTF-8 になり、ついにはJavaも UTF-8 化。
自分の考えは間違っていなかったと思っています。
Webサイトを UTF-8 にして驚いたことのひとつを書きます。
自分のページから、ある、プログラムライブラリの紹介ページへのリンクを貼っていました。
どうやら後日、ライブラリ作者の方に発見されたらしい。その方のサイトの掲示板にて、私の書いた日本語文字列をそのままコピー&ペーストして「なんか俺のことが書いてあるっぽいけど日本語わかんねぇ、何書いてあんの?」ソレに対し別の方が「んー、俺少しわかるから週末にでも訳してみるわ」なんてやりとりがありました。
そのサイトも UTF-8透過 だったし、私のPCには当然日本語フォントがあるため、私がそのサイトを見れば、貼り付けられた日本語が普通に読める。なんだか、新鮮な驚きでしたねぇ。
UTF-8 にまつわる別の話。いまや Visual C++ は、普通に日本語でコーディング、コンパイルできます。
(.Net が UTF-8 に対応していることが遠因ではないでしょうか)
class テトラミノ { public int 位置X; public int 位置Y; public int 移動(int 方向) { ...てなモンです。Goodです。
一部に、日本語コーディングについて眉をひそめる方がおられますが、私は大賛成。
坂村 健 センセイは昔、TRONにまつわるNHK製作の番組にて、
人間がコンピュータの言語を学ぶのではなく、コンピュータがすべての人間の言語を学ぶべきだとおっしゃっていました。賛成です。
(その後センセイは「超漢字」を製作されたり、UTFの策定で「文字数が全然足りねーぞゴルァ」などと喝入れされたりと、ご活躍されたようですが、そのあたりはよく知りません。また別の話で、上記のようなことをLisp系のプログラミング言語で実現しようとした某、フリーソフト文化の大御所がいましたが、その言語が完成したのかどうなのかも知りません)
とにかく私は UTF-8 が好きです。「それぞれ不満はあるけど、だいたいみんなが賛成できる折衷案」というニオイがするじゃないですか。