memo/20230307
created 2000-03-07 modified 2023-03-07
ちょっと前に、子供の頃から会話のやりかたがよく分からん、という話を書きました。
少し悩んで、こんな本を読んでみました。
- 三木 那由他「会話を哲学する」 →Amazon
私の解釈は、
コミュニケーション:自分の言論的姿勢やキャラを伝え、双方で 約束事を積み重ねる
マニピュレーション:意図を隠した間接表現をし、相手の感情を操作しようとする
という感じでした。概念より具体例を解説している、良い本です。
私が習った「情報通信モデル」では説明できないことを、解説してくれる内容でした。
で、この本の内容はバーっと飛ばしまして。
この本に漏れていたパターンがあって、私達が身近に遭遇する例として
発信者には、実生活には問題ない程度の、脳機能の特殊な性質(高機能知的障害とも言う)があり、
本人に相手を欺くつもりはないのだが
受信者にとってはウソや妄言になってしまい
結果として人間関係がこじれにこじれる例
があるな、と。
それは、「発信者の言論的姿勢やキャラが 首尾一貫 していない例」とも言えるかも知れません。
そしてそれは本人が意図していてもしていなくても起こり、意図していない場合などは、悪意がないぶん、特に周りにとっては困る訳です。
自分がこの「発信者」になってしまうこともあり、注意したい。そして、
自分がこの「受信者」になってしまうこともあり、ある程度は、寛容でありたい。
会話について、興味深い本を読み、少し学びました、という話でした。
【* 日々のメモ】