music/20120610
created 2012-06-10 modified 2012-06-11
"THE ENCYCLOPEDIA OF JAZZ GUITER" という本があります。
ジャズのスタンダード曲のギター譜面が、たくさん載っています。ジャズの教本はタブ譜がない五線譜のものが多いのですが、この本はタブ譜がついていて助かります。
学生時代にサークルの先輩から「こんないい本があるよ」と教わって購入したものの、ほとんど曲を習得できずに本棚に眠っていましたが、最近、また取り出してせっせと練習しています。
んで、ここ数日練習していたのは"AIREGIN"という曲。一応、タブを見ながら一通り把握はしたのですが...
この曲、私が持っている音源はウェスモンゴメリーのCDに収録されているバージョンですが、その音源も、ネット上で見かける他の音源も、とにかくメッタクソ速弾きなので、とてもそんな速度では弾けません。
リンク | 備考 |
---|---|
Stan Getz and Chet Baker, "Airegin, (Sonny Rollins)", Stockholm 1983 | YouTube |
Wes Montgomery - Airegin | YouTube |
んで、自分はゆーーーっくりと、つっかえながら弾く訳ですが、まぁ速さが違うと全然違う曲ですな。
ですけど、この本にたくさん出てくる、一連のコードフォームがあって、それがこの曲でも使われていて、「うむ、これはやっぱり使えるフォームだ」と思わせてくれます。
どんなのかというと...
Imaj7 -> VIm7
の進行を加工するやりかたで、フォーク系のひとがよくやる手で
Imaj7 -> III7 -> VIm7
てのがありますね。これと基本的に同じなんですが、ジャズ風な押え方だと
Imaj7 -> VIIm7-5 -> III7-5 -> VIm7
となるんですな。
クリシェの要素と II -> V 的な要素がミックスされていて、すごく「使える」コード進行です。
で、これが、上記 "AIREGIN" (のアレンジされた譜面)にもよく出てくる、と。
実は、学生時代に作って歌ってた曲でもこの進行を使わせてもらっていました。
皆さん(誰?)も使ってみてはいかがでしょうか。