flat7th

ssl:3.サーバでの作業

created 2005-01-07 modified 2011-11-14 

Fedora14 用の openssl パッケージに入ってた Makefile を利用した。
下準備:root になって、

mkdir ~/ssl
cd ~/ssl
ln -s /etc/pki/tls/certs/Makefile .

(1)秘密鍵ファイルを作成

make server.key
(実際に実行されるコマンドは下記)
umask 77 ;/usr/bin/openssl genrsa -aes128 2048 > server.key
パスフレーズを聞かれるので入力。

(2)秘密鍵ファイルのパスフレーズを取り除く

パスフレーズがあると安全性は高いが、Apacheの起動時にパスフレーズを聞かれる。
利便性を優先してパスフレーズを取り除いた。
openssl rsa -in server.key -out server.key
(旧)パスフレーズを聞かれるので入力。これでパスフレーズが空になった。

(3)サイトサーバ証明書の発行を依頼するCSRファイルを作成

make server.csr
(実際に実行されるコマンドは下記)
umask 77 ;/usr/bin/openssl req -utf8 -new -key server.key -out server.csr
いろいろ聞かれるが
入力内容備考
JP
州or県Kanagawa
都市Yokohama
会社名flat7th会社じゃないけどまぁよし
admin
ホスト名*.flat7th.orgクライアントが指定するサーバホスト名
管理者メールアドレスroot@flat7th.org
チャレンジパスワード(空リターン)
オプション会社名(空リターン)
と入力した。

ここで入力するホスト名についてメモ:
ホスト名は、クライアントソフト側で指定するサーバホスト名を入力するようだ。
サイトによっては、www.ドメイン名 と mail.ドメイン名 が実は同じホストであったりすると思う。あるいは内側では別でも外からは同じホストに見えるとか。
ひとつのサーバ機にいくつも鍵ファイルと証明書ファイルがあると管理が面倒、という場合、メールサーバでも同じ鍵ファイルを流用することもできるのだけど、その場合メールクライアントソフトで mail.ドメイン名 と指定するとホスト名が違うよ、と警告されてしまう。もちろんメールソフトで www.ドメイン名 と指定すれば回避できるけど、カッコ悪い。
mail.ドメイン名 と指定するためには鍵ファイル&証明書ファイルは別にする...か、
証明書のホスト名をワイルドカード *.flat7th.org にすると、www.ドメイン名 も mail.ドメイン名 も1個でいけます。

(4)サイトサーバ証明書を作成

make server.crt
(実際に実行されるコマンドは下記)
umask 77 ;/usr/bin/openssl req -utf8 -new -key server.key -x509 -days 365 -out server.crt -set_serial 0
CSR作成時と同じ内容を入力する。

(5)各デーモンの設定ファイルで指定

(略)
httpd, postfix, dovecot それぞれで上記ファイルを参照するよう設定する。
apache用には mod_ssl のインストールが必要。
yum install -y mod_ssl